評価技術
セキソーでは、シャシダイナモを備えた実車計測可能な半無響室を備えています。この設備を用いることにより、いつでも決められた走行試験をして、車外、車内騒音の測定を実施することが可能です。また音源探査技術による音の可視化や、心理音響解析による官能評価も長年行なってきており、単なる騒音レベルの低減だけでなく、快適な音色づくりを考慮した部品の開発に役立てています。これらの研究成果は、各学会などで発表をして、高い評価を得ています。
【空調音の音質評価】自動車の空調音に対して、SD法(反対の意味を持つ形容詞の対を用いて7段階の評価をする官能試験法の一つ)をもちいて、音の感じ方を評価した。その空調音の心理音響尺度も合わせて分析して、官能値との相関を調べた。その結果から、空調音の「不快⇔快い」官能値は、心理音響尺度のラウドネスとシャープネスを用いて、予測することが可能であることが分かった。この予測式を実際の車の空調音に適用したところ、大変高い精度で、官能値が予測できていることが実証できた。 |
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【タイヤ騒音評価】「車外騒音規制が厳しくなる中、タイヤ騒音をボデー側でも対策するニーズが生じている。 対策検討のため、まず音がタイヤのどこからどのように拡がって車外騒音になるのかを解析した。その結果、1つのタイヤから音が「ヒョウタン」形状で前後方向に波及することを発見した。また、前輪・後輪の音の拡がりを制御することで車両横方向に拡がるタイヤ騒音を低減できることを見出した」 |
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